PayPay1日自動車保険「あんしんドライブ」は、友人や親せきから借りた車を運転中の事故を補償する、時間単位型の1日自動車保険です。12時間650円から必要な時間だけ加入でき、申し込みはPayPayアプリ内で最短1分。損害保険ジャパンが引き受ける正規の自動車保険で、2024年11月には累計加入件数300万件を突破しています。
この記事では、商品の基本データ・補償の仕組み・加入できる車の条件・他社との違いを、公式発表と公式FAQの情報だけを使って整理しました。「名前は知っているけれど、何が補償されて、誰の車に入れるのか分からない」という方が、5分で全体像をつかめる構成です。デメリットの詳細や口コミの評価を知りたい方のために、姉妹記事へのリンクも用意しました。
借りた車専用の「時間単位型」保険
12時間650円から補償期間を選べる1日自動車保険です(お手軽プラン・2022年10月値下げ)。対人・対物賠償は保険金額無制限で、引受は損害保険ジャパンです。
申込は最短1分、アプリ内で完結
PayPayアプリに登録済みの本人情報が連携されるため、名前や住所の入力が不要です。保険料はPayPay残高やPayPayポイントで支払えます。
借りられる車には公式の条件がある
運転者本人や配偶者が所有する車、レンタカー・カーシェアリング、ハイクラス車は対象外です(公式FAQ)。対象の中心は友人・別居の親族が所有する自家用車です。
結論:PayPay1日自動車保険は「借りた車を時間単位で補償する保険」
あんしんドライブは、借りた車の運転中の事故を12時間650円から補償する、PayPayアプリで申し込む時間単位型の1日自動車保険です。約款上の名称は「時間単位型自動車保険等」で、PayPay保険サービス株式会社が提供し、損害保険ジャパン株式会社が引き受けます。他社の1日自動車保険の多くが24時間単位で契約するなか、12時間から補償時間を選べる点が最大の仕様上の特徴です。
需要の面でも、もはやニッチな商品ではありません。2021年12月の提供開始から約1年3か月で累計加入件数50万件を突破し、約2年11か月で300万件に達しています(2024年11月・LINEヤフー発表)。直近の100万件の達成スピードは約7か月と加速しており、18歳から29歳の加入率が約8割を占めることから、自動車を持たない若い世代が「借りる側の保険」として使う定番になりつつあります。
基本データ:料金・運営・加入実績
商品名と運営体制
「あんしんドライブ(1日自動車保険)」。提供はPayPay保険サービス株式会社、引受は損害保険ジャパン株式会社です。事故対応は損保ジャパンの体制で行われます。
料金体系
補償期間12時間・保険料650円からの「お手軽プラン」があります。2022年10月1日の値下げ時に、引受の損保ジャパンを含む大手損保の最廉価プラン比較で最安とされた実績があります(2022年9月時点・PayPay保険サービス調べ)。車両補償を付けたプランは1,100円〜/12時間で、別プランでは1,400円〜の表示もあります(2026年9月時点の公式サイト)。
加入実績
2021年12月提供開始。50万件突破が2023年2月、300万件突破が2024年11月です。直近100万件の達成スピードは約7か月で、18〜29歳の加入率は約8割にのぼります。
なお、料金・補償内容・加入条件は変更されることがあります。加入時はアプリ内の重要事項説明と約款、および公式サイトの最新表示を必ず確認してください。
仕組み①:12時間を1単位として補償時間を区切る
あんしんドライブの核となる仕組みは、補償期間を「12時間」単位で区切る考え方です。近所への買い物や送迎など半日で終わる借り方は1単位(650円)、丸1日借りる場合は2単位という使い方ができます。必要な時間だけ契約するため、使わない時間の保険料を払わずに済む設計です。
丸1日借りるときの料金イメージ24時間借りる場合は、12時間プランを2つ分の1,300円相当になります。一方、24時間単位を基本とする他社の1日自動車保険では、例えばちょいのり保険(東京海上日動)のシンプル…
24時間借りる場合は、12時間プランを2つ分の1,300円相当になります。一方、24時間単位を基本とする他社の1日自動車保険では、例えばちょいのり保険(東京海上日動)のシンプルプランが800円/24時間です。半日の「ちょい乗り」ならあんしんドライブが安く、丸1日以上の利用では24時間単位の他社に単価で逆転される場面があります。時間の使い方で選び分けるのが基本の考え方です。
仕組み②:補償の内訳 — 対人・対物は無制限、車両はオプション
対人・対物賠償 → 無制限
事故で相手に与えたケガや物の損害は、保険金額無制限で補償されます。高額化しやすい賠償事故の中心を担う部分です。
借りた車の車両 → 基本は対象外、プランで追加
基本プランには車両補償がありません。借りた車の修理費が気になる場合は、車両補償付きプラン(1,100円〜/12時間)を選ぶ形になります。
自分と同乗者のケガ → 一時金払いの給付
搭乗者傷害特約(一時金払)と自損事故傷害特約により、所定の額が給付されます。治療費を実費ベースで填補するタイプではありません。
ロードアシスタンス → 特約として付帯
借用自動車のロードアシスタンス特約が含まれ、故障やトラブル時の現場対応が受けられます。
事故の種類ごとに「どこまで保険で賄え、どこから自腹になるか」を整理したい方は、デメリット記事の「自腹リスクマップ」の項目が参考になります。→ PayPay1日自動車保険のデメリット5つ|対象外の車と損する人の条件
仕組み③:申し込みから事故受付まで、アプリ1つで完結
STEP 1
PayPayアプリの「ほけん」から開く
PayPayアプリのメニューから「ほけん」を選び、あんしんドライブの申込ページを開きます。アプリに登録済みの本人情報が連携されるため、名前・住所の入力は不要で、最短1分で手続きが完了します。
STEP 2
補償期間とプランを選ぶ
12時間などの補償期間と、車両補償の有無を選択します。手元に借りる車の車検証があると、対象条件(所有者・車種)の確認がスムーズです。保険料はPayPay残高やPayPayポイントで支払えます。
STEP 3
補償開始。事故時もアプリから受付
手続きの完了後、設定した時間の補償が始まります。事故が発生した場合は、けが人の救助と警察への通報を最優先にしたうえで、アプリ内の事故受付から連絡します。対応は引受の損保ジャパンの体制で行われます。
対象になる車・ならない車:公式の3条件
借りられる車の範囲は、公式FAQで3つの条件として明示されています(2026年9月確認)。
1つ目は車種です。自家用普通乗用車・自家用小型乗用車・自家用軽四輪乗用車のいずれかであること。トラックやバスなどは対象になりません。
2つ目は所有者です。運転者本人またはその配偶者が所有する車、本人が役員となっている法人が所有する車は対象外です。所有権留保付きの購入車や1年以上の貸借車も「所有する車」とみなされ、名義上は他人でも実態として自分が所有・管理している車は認められません。
3つ目は用途と車格です。レンタカーとカーシェアリングは対象外です。加えて、フェラーリ・ランボルギーニ・ロールスロイスなど10車名のハイクラス車、分類番号が8で始まる車も対象外とされています。
本人・配偶者所有の車が明示的に対象外である以上、同居のご家族が所有する車も「借りた車」として扱われないのが保険の一般原則です。実際の利用者層からは「同居家族の車に入ろうとして対象外だった」という声の傾向が見られます。契約前には車検証の「所有者」欄を必ず確認し、迷う場合は約款・重要事項説明で判断してください。
対象の中心は、友人・知人・別居の親族が所有する自家用車です。この条件さえ満たせば、帰省での親戚の車や、車を持たない友人とのドライブで頼まれた運転などに対応できます。
他社の1日自動車保険との違い
24時間単位の代表的な選択肢が、ファミリーマートで申し込めるちょいのり保険(東京海上日動)です。800円/24時間〜の3プラン構成で、ドライバー追加を定額で最大3名まで含められます。24時間丸ごと借りる回数が多い、複数人での交代運転があるなら、こちらの単価が勝つ場面があります。
一方、あんしんドライブの強みは「12時間650円」の細かい時間単位と、申込・支払い・事故受付をPayPayアプリにまとめた手続きの速さです。利用頻度が増える場合の年間契約との損得や、他社との詳細な使い分けは、口コミと比較の姉妹記事で深掘りしています。→ 損しないための賢い使い方:他社サービスとの比較と選び方
向いている人・向いていない人
上の項目に多く当てはまるほど、あんしんドライブの「12時間単位×アプリ完結」という仕様が活きます。18〜29歳の加入が約8割を占めるのは、自動車を持ちにくい世代が「借りる側の保険」として使っている表れです。
逆に、月1回以上借りる・同居家族の車を頻繁に運転する・レンタカーでの利用が主だ、という方は1日保険単体では最適解になりにくく、年間契約への他車運転特約の付帯やレンタカー会社の免責補償など、別枠の選択肢が先に来ます。
よくある質問
「あんしんドライブ」と「PayPay1日自動車保険」は同じものですか?
同じ商品です。サービス名は「あんしんドライブ(1日自動車保険)」で、約款上の名称は「時間単位型自動車保険等」。PayPayアプリ内のミニアプリ「PayPayほけん」から申し込めます。
カーシェアリングの車にも使えますか?
使えません。公式FAQで、レンタカーと同じくカーシェアリングは対象外と明示されています。カーシェア会社側の補償内容を確認してください。
高級車・スポーツカーを借りるときも使えますか?
対象外です。NSX、フェラーリ、ランボルギーニ、ロールスロイスなど10車名のハイクラス車と、分類番号が8で始まる車は公式条件の対象外とされています。
保険料はPayPayポイントで支払えますか?
はい。PayPay残高のほか、PayPayポイントを保険料の支払いに利用できます。選択は申込画面で行います。
バイクにも加入できますか?
できません。対象車種は自家用普通乗用車・自家用小型乗用車・自家用軽四輪乗用車のいずれかに限られ、二輪車は含まれません(公式FAQ・2026年9月確認)。
まとめ:1日保険の「標準仕様」を理解したうえで使う
あんしんドライブは、借りた車を12時間650円〜という時間単位で補償する、スマホ完結型の1日自動車保険です。対人・対物無制限、損保ジャパン引受、累計300万件という実績は信頼性の裏付けです。一方で、対象になる車は公式条件で明確に絞られており、本人・配偶者所有の車やレンタカー・カーシェアには使えません。
初めて1日保険を検討する方は、まず自分が借りる予定の車が対象条件を満たすかを確認するのが最短の手順です。そのうえで、契約後に後悔しないための注意点はデメリットまとめ記事に、実際の利用者層の評価は口コミ記事にまとめています。→ 1日自動車保険はPayPayで十分?口コミからわかった「損しない人・後悔する人」の境界線
料金と補償の最新情報はPayPayほけん公式サイトで確認できます。加入時は重要事項説明・約款の確認をお忘れなく。